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代表取締役社長/CEO 笹本 裕

CAREER

- まず、MTVジャパンのコンセプトである「Music&More」という言葉が意味するものとは何ですか?

笹本 現代は音楽に限らず、ファッションや映画、スポーツなど、様々なエンターテインメントの要素が存在しています。「Music&More」とは、その全てを含んだ私達からのライフスタイルの提案を、分かり易く言葉にしたものです。

- 経歴を拝見しましたが、随分とユニークですね。根っからの音楽ファンからMTVへ、という「趣味が高じて仕事へ」的なストーリーは見えてきませんが。

笹本 学生の頃アルバイトしていたアメリカNBC日本支局ではニュースの翻訳が担当でしたし、最初の就職先はリクルートで、部署は不動産情報誌(笑)。でも、NBCでは映像の強烈な影響力を実感し、リクルートも情報発信という点では少なからず今の仕事に関係しています。もちろん音楽は大好きでバンドもやっていましたが、ミュージシャンになるより何らかのメディアを作ることの方に興味がありました。

- その後ネットビジネスの会社へ就職するわけですが、笹本さんはセオリーよりも勘で動くタイプですか?

笹本 そうですね。でも、帰結点はしっかり決めています。20代の頃、ふと考えたんです。自分は今後どんな仕事をして、どういう死に方をするかと。帰結点が決まれば今、何をすべきかが見えてきます。それから、僕は思いつきやヴィジョンを包み隠さず話すんです。すると不思議といろんな出会いが生まれてくる。そして必要なら状況に応じて自分を変えて行く。「自ら機会を作り出し、その機会によって自らを変えよ」。これ、リクルート時代に知った言葉で、僕の座右の銘なんです。

- そんな一風変わった経歴の笹本さんを抜擢したMTVという会社もまた、ユニークですね。

笹本 ネットの発達でTVとの垣根が低くなって、このままではいけない、という危機感が社内に広がり始めた時期で、過去のMTVの概念に捕われない感覚が必要だったのかも知れませんね。

- その後2002年にCEOになられて5年。業績の方はいかがですか?

笹本 おかげさまで順調に推移しています。苦労もありましたが、背伸びして飛び跳ねているうちに高い場所に手が届くようになった感じです。

- 先日のMTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2006でのマイケル・ジャクソン緊急出演。凄い反響でしたね。

笹本 皆さん鳥肌が立ったと言ってましたが、僕は冷や汗かいてました(笑)。実はイベントが始まってステージ裏を通ろうとしたら、いきなり3人のでっかいボディガードに押さえ込まれて、その直後、マイケルが目の前に!これは、もしや、怒って帰っちゃうかもと。ステージに出て来た時は感激より安堵でした。

- MCに久本雅美、速水もこみちを起用した理由は?

笹本 これはまさに「and More」の部分。海外のMTVでも影響力のあるタレントを……

STATUSdesign 01

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ISSUE / ELEMENT

DATE:
2006/07/15
INTERVIEW:
山崎養世、笹本裕、井靖秀