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堤美重子 × 荒木謙吉 × 藤井健太郎 × 荒木謙吉

- 今回のステイタスデザインは、Core(原点・核心)というキーワードを全体のテーマとしています。みなさんの起業の原点、あるいは行動やアイディアの原点などについて、自由にお話を進めて行ければと思います。
浅野 原点か……。う〜ん、原点の定義って難しいですね。
- 浅野さんが今、進めているサイバー大学(福岡・香椎に本年4月開校)は、まさに新しい教育のCoreとなるものではないですか?
浅野 そうですね。全てをインターネットで行なう大学って、日本では初めての試みなんです。実は諸外国では相当な数のサイバー大学が存在していて、特にアメリカではすでに300万人がネット環境下での勉強を行なっているんですよ。
- 教育という分野に携わった経験は?
浅野 初めてです。それだけに不安もありますが、意気込みや期待も大きい。これまでケータイや通信回線は別にどこのメーカーの何と言う製品を使ってもらっていても構わなかったけど、教育は別。人生にかかわる大切な部分なので、「選んでもらいたい!」という強い思いはあります。もちろん、事業として成功させることも大事ですが。
荒木 新しいことを始める時って、やっぱりワクワクしますね。
藤井 変化が無いと落ち着かない感覚って、ありますね。このままでは日本がよくならない、とさえ思ってしまう。
- 浅野さんはソフトバンクという組織の一員という立場ですが、他の方々はそれぞれ若くして社を代表する立場にあります。起業のきっかけについてお聞かせいただけますか?
藤井 小学校の頃の作文に「社長になりたい」と書いたほど、昔から経営者になりたいという思いがありました。大学に入ってからも、バイトではなく、個人事業をやることで生活費を稼いでいました。と言っても、どうにか食べて行けるくらいのモノでしたけど。
荒木 僕は「自分を表現する箱」として会社を作りました。僕も経営者というものにずっと興味があって、3歳から大学までピアノを習っていたけど、なぜかピアニストになるつもりはなかった。でもね、僕の中では仕事とピアノって、結構リンクしているんです。僕は演奏者、指が取締役、ピアノが会社、鍵盤が社員、そして仕事が“曲”というように。
藤井 じゃ、将来は演奏者を増やして、自分は指揮者になれば、さらに面白いコトができそうですね。
堤 私の場合、起業は本当に突然降って来たチャンスでした。2000年の4月に会社を立ち上げた後は、ただひたすら目の前の仕事をこなして行く……という感じで、とにかく、先のことなんて考える暇は無かったですね。
- 自分のヴィジョンが具現化できる。これって、創業者ならではの特権なのでしょうが、当然そのためにはお金が必要。不躾な質問ですが、この「お金」の問題って、やっぱり大変なものですか?
一同 もちろん。
藤井 会社を立ち上げる時、銀行に借り入れのお願いに行ったら、門前払いを食らいました。まぁ、当たり前ですよね、どこの何者かも……
堤 恵美子・ツツミ エミコ
2000年株式会社ティーツーイーを創業。競売不動産のデータベースを構築し不動産業者や投資・金融関係者向けWEBサイトを運営。有料会員制サイト運営のノウハウを活かしたWEB企画・製作・運営代行と前述の自社モデルの2本柱で事業を展開。2006年には第5回女性起業家大賞特別賞を受賞。
www.t2e.net/
荒木 謙吉・アラキ ケンキチ
1974年10月17日生まれ。福岡県出身、32歳。大阪芸術大学音楽学科卒業。2001年10月「トリプルアットコーポレーション」を創業。アセットマネジメント・総合リースコンサルティング事業を中心に、芸術的感性とビジネスの融合を実践で行く。現在は、さらに新たな事業を展開展開すべく構築中。
www.triple-at.co.jp
藤井 健太郎・フジイ ケンタロウ
山口県出身。18歳で学生起業し、22歳で福岡に本社を置く「データ復旧センター」を創業。2006年、中小企業庁長官賞やIT経営百選最優秀賞など4賞を受賞。同社が開発したWEBアプリ「データ便」はアカウント無しで無料で100MB以下のデータが転送できる。
[データ復旧センター]
www.datadoctor.jp
[データ便]
www.datadeliver.net
浅野 信之・アサノ ノブユキ
横浜市出身。通信事業会社、総合商社を経て、ソフトバンクに入社。商社時代には、携帯電話やPHSなどの新規通信会社の設立に関わる。ソフトバンクでは、日本で始めて100%インターネットで受講できる「サイバー大学」の設立に尽力中。現在は、サイバー大学の設立地である福岡に月の半分は滞在しており、どんどん福岡が好きになっている。
www.softbank.co.jp