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ホームの中のFEAUTUREの中のPERSONの中の東急文化村 田中珍彦 × RKB毎日放送 代表取締役 / 専務取締役 相良直文

東急文化村 田中珍彦 × RKB毎日放送 代表取締役 / 専務取締役 相良直文

成熟した都市に必要なもの。それは感動との出会いの場

相良 僕は蜷川幸雄さんの信者で、「王女メディア」以来、ずっと作品を見続けていて、いつかBunkamuraの皆さんとの仕事ができれば、と思っていました。それがはじめて実現したのが、「オイディプス王」。本当に素晴らしかった!

田中 今だから言うけど、福岡での「オイディプス王」公演の話があった時、「どこでやんの?」って、不安だったんですよ。だって劇場が無いでしょ。で、よくよく話を聞いてみると、メルパルクホールでやれそうだって。

相良 実はそのメルパルクホールも3月で閉館になってしまったんですよ。

田中 それは残念。せっかくこれまで蜷川さんのいろんな作品の公演を続けて来られたのに……。

相良 今年8月に再演される「アクロバティック白鳥の湖」は、福岡サンパレスという場所で行われます。ただ、今後が本当に悩ましいところ。新しい劇場が欲しいですね。

相良 田中さんが渋谷で展開されているBunkamuraについて、改めてお話を聞かせてもえらえますか?

田中 「さまざまな文化を通して未来を創る複合文化施設」、これがBunkamuraの基本的なコンセプト。複合、なんていうと難しく聞こえるかも知れませんが、見る・聞く・踊るという人間の根源的な文化に出会える場所です。

相良 軌道に乗るまで時間はかかりましたか?

田中 最初はね。冗談抜きで、客1人って。もちろん、最後まで上演しましたよ(笑)。

相良 しかし、今では集客力は国内全体を見てもトップクラスじゃないですか。田中さんがお考えになるBunkamuraの魅力とは?

田中 Bunkamuraの中で、劇場としての機能を持っているのがコクーン。ここの魅力は他では味わうことのできない「温かさ」。舞台を見ていると、お客さんと劇場に包まれている感じが伝わって来るんです。もう何作もやって来たけど、いつも新鮮に感じます。

相良 それにしても、今日は平日のお昼だというのに、すごい賑わいですね。

田中 本当に、お客さんに育てていただいています。それは作品に対してだけでなく、理想的な劇場作り、という点においても。カフェも最初はサンドイッチぐらいしか無かったのが、歌舞伎をやり始めて、幅広い年齢層の方々が来られるようになると、もっとしっかりしたものが必要になって。で、幕の内弁当を試しに置いたら、アッという間に完売。今ではお弁当の他にも、カレーやグラタンも置いています。グラタンは料理評論家の山本益博さんから「おいしい!」って、お褒めの言葉を頂いたんですよ。

相良 せっかく足を運んで下さったお客さんが、心から楽しいめるひと時を満喫できる、おもてなしの心も、大切なんですね。

STATUSdesign 04

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ISSUE / FACT

DATE:
2007/4/16
INTERVIEW:
村井眞一、田村珍彦×相良直文、西尾芳彦×緑川晃央、山口昭次×福島駕人×松谷良輝

PROFILE

相良直文・サガラ ナオフミ
1965年、RKB毎日放送株式会社に入社。1999年同社取締役・番組審議会担当・テレビ編成局長に就任。2002年、常務取締役・番組審議会・事業推進局担当・テレビ編成局長に。2005年、専務取締役テレビ営業局・事業推進局担当などを歴任後、2006年6月、同社代表取締役専務取締役・テレビ営業局・事業推進局担当。
www.rkb.ne.jp

田中珍彦・タナカ ウズヒコ
1984年、Bunkamura開発計画のスタートと同時に株式会社東急百貨店に転籍。1988年、株式会社東急文化村設立と同時に取締役に。1989年、フランチャイズオーケストラ「東京フィルハーモニー交響楽団」の特別定期演奏会、バイロイト祝祭劇場「タンホイザー」の引越し公演で開村。2001年、同社代表取締役副社長に就任。
www.bunkamura.co.jp