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(有)ディアンドエッチ / (有)ディアンドケイ 代表取締役 河原秀登 × La Maison de Nature Goh 福山 剛 × Japanese Dining 忠助 松本忠助

河原 元々は親父の店(博多だるま)を手伝ってたけど、後を継ぐ話にはならなかったね。それは親父の考えだけじゃなくて、お客さんが認めてくれないだろうと。「味が変わる」って。だったら自分の味を作って、自分の店を持とうと思った。それが実現したのは3年後、27歳の頃だったかな。
福山 僕が本格的に料理の世界に入ったのは18歳になってから。31歳で独立して、今のお店を始めて6年。いやァ、何とかここまでやって来たという感じですね。
河原 よく言うよ。いつ電話しても「すみません、今日はいっぱいで……」って断るクセに。周りじゃ予約の取れない店って有名だよ。
福山 そんなことないですよ。ホントにたまたま忙しい日なんですよ、河原さんが電話を下さる時って。
河原 たまたまが多過ぎるって!(笑)。
松本 僕は26歳の時に始めました。その前は東京で修行したり、北海道でホテルのバーテンダーやったりと、放浪生活をしてて(笑)。本当は海外に行きたかったんですが、そのことをある先輩に相談すると、「まだまだ日本でもやることがあるだろ」って言われ、今の店を紹介して頂きました。
河原 親しみ易い屋号がいいとは思ってたけど、まさか自分の名前を付けるとは。実はオープンのギリギリまで準備で忙しくて、屋号を考える暇なんてなかったんだよね。
福山 僕は忠助君を見て、名前を屋号にしようと思いました。でも、フレンチで「たけし」は無いだろって周りに猛反対されて(笑)。じゃ、せめて読み方を変えてGohにしようと。
河原 剛ならGouじゃないの?
福山 GouよりGohの方が見た目、良くないですか? 王監督もoh(OH)だし(笑)。
河原 忠助はもう、これ以外ないっていうくらいハマってるよなァ。
忠助 ハイ。でも日本食のお店って意外に多いんですよ。名前を屋号にするケースが。
河原 福岡の人は食べる=お腹を膨らませるのが最大の目的。東京は情報を食べに行く、という感覚を持った人が多い。あの有名なお店なら、並んででも食べてみようかと。で、並んだ結果、大した味じゃ無くても、それもまた一つの情報になる。味、素材、お店と、常にいろんな情報が回遊してるね。どっちが良い悪いは別として、福岡の人は頑固で安定志向。せっかく新作のメニューを考えても「俺はいつものでいい」って、なかなか受け付けてもらえない。
松本 築地に行くと、宮崎とか鹿児島とか九州各地の名産品がズラッと並んでる。せっかく地元で獲れたものが、福岡を飛び越えて東京に行ってしまうのは、どこか残念ですよね。
福山 フレンチの素材は昔は何でも輸入品が一番というのが常識でしたが、最近では九州でも鳩とか雉を育てている方がいて、実際に見て来ましたが、質が本当に良い。福岡の人たちも、もっと色んなものを食べて、「食」の世界の愉しさを拡げて行って欲しいですね。
河原秀登・hideto kawahara
有限会社ディアンドエッチ
有限会社ディアンドケイ
代表取締役
昭和38年、先代の父が「博多だるまラーメン」を開業。そして、さらに進化を遂げ平成8年誕生した「秀ちゃんラーメン」。長蛇の列が店先に並ぶ博多ラーメンの人気店は東京、松山、そして海を越えた上海でも高評を博す。今なお、味を追求し続けるラーメン求道人。
福山 剛・go fukuyama
La Maison de Nature Goh
西中洲の裏露地のひっそりとした佇まいの中にあるフレンチ「Goh」。スローフードの概念でセレクトした食材と調理方法で女性客が多い。昨年、2軒隣にワインと炭焼き料理を提供するル・グルニエ・ドGohをオープン。酒好きな男性にはこちらもお勧め。
松本忠助・tadasuke matsumoto
Japanese Dining 忠助
博多の寿司の名店「たつみ寿司」で修行後、「忠助」をオープン。旬の食材を繊細な感性で提供する若き職人。落ち着いた店内、厳選された器にも松本氏のセンスが活かされている。コースの締めに出される醤油なしで食べる寿司は、酒の肴としても格別。