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Dominique Boesch-ドミニク・ベッシュ

今春発売の新型S4及びA4 2.0 TFSIクワトロに続き、先ごろ、プレミアムミッドサイズSUV「アウディQ5」を市場投入したアウディ。A・ホルヒによる会社設立から、ちょうど100年。常に「革新」を目指し、実現し続けてきたアウディが、次の1世紀に向けた1歩を踏み出した。
- 昨年下旬から続く「自動車不況」。その中でアウディは、A4シリーズを中心に比較的堅調な販売を維持しているようですね。
ベッシュ ええ、輸入車市場全体で見ると、今年1〜5月の販売台数は前年同期比30%のマイナスですが、アウディはマイナス幅を約10%にとどめ、現在も着実に業績回復に向かっています。
特にA4シリーズは、洗練されたデザインやクオリティの高さ、運転する楽しさなどが日本の皆さんに認められ、販売実績は順調です。日本におけるアウディ・ブランドの認知度が、確実に高まってきた結果と言えるでしょう。
- そんな追い風の中、このほど発売となった「Q5」。日本市場ではどのように受け入れられると予想しますか。
ベッシュ Q5は、SUVながらもクーペのようなスタイリッシュなデザインに仕上がったモデルです。デザインが洗練されているだけではなく、非常に高いパフォーマンスと俊敏性を持っており、ハイレベルなドライバビリティがもたらす運転する楽しみも存分に味わえます。さらに燃費の面でも優れており、アウディの車作りに対する理念を非常に明快に表現しているクルマだと言えるでしょう。
アウディのラインナップ中、マイルストーンのひとつとなるモデルですから、日本での販売台数はもちろんのこと、ブランドイメージ的なインパクトの面でも、かなり大きな期待を寄せています。私たちはこのニューモデルを、「プレミアムミッドサイズSUV」と位置づけており、日本の輸入車市場におけるミッドサイズSUVセグメントで25%の獲得を狙っています。
- 日本について、そして我が国のアウディ販売店網について、どのような印象をお持ちですか。
ベッシュ 日本に来て2年少々になりますが、日本の様々な面に大変感動しています。生活文化が洗練されているし、接客などサービスの内容も充実しており、人々も優しい。大好きな国です。
そうしたお国柄の中、日本のアウディ販売店は非常にモチベーションが高く、特に日本人メカニックは、自分が行った修理に対して非常に高いプライドを持っています。きちんとした修理ができた時には自分の功績として誇りに感じ、新しい技術を積極的に学ぼうという意欲も旺盛です。接客の態度や入庫車両の扱いに関しては、おそらく他国のメカニックよりも丁寧。最高の修理と最高のサービスを提供したいという強い想いは、やはり日本のお国柄によるところが大きいでしょうね。
- 相次ぐニューモデル、新機構の採用など、トピックが多い最近のアウディですが、ディーラー側が習得せねばならない技術はますます高度化しています。
ベッシュ お客様に対して常に最高のサービスと安心感を提供するため、アウディでは毎年、ディーラーに対する様々なトレーニングを実施しています。今年からは、トレーニングに費やす時間を約40%増強しており、新技術に対応したツールの提供なども進めています。お客様の期待に応えられるサービスを提供することは、ディーラーだけでなくアウディ全体の使命ですからね。
店舗整備も随時進めていく計画で、この冊子が発行される頃には、日本国内で最高レベルとなる店舗のひとつが、福岡市内にオープンします。アウディの最新CIである「ターミナル」というデザインコンセプトに則って造られる、マスターピースたる建築物です。この店舗は、今後全国に展開していく新店舗のモデルケースとなるものであり、商業ビルとして、福岡という都市のマイルストーンに位置づけられるようなビルになると考えています。
Dominique Boesch - ドミニク・ベッシュ
1966年5月、フランス生まれ。ESCAE Tours:BusinessManagementSchoolでマネージメント、マーケティング、ファイナンスを専攻し、91年より93年までフォルクスワーゲンAGの製品輸出担当マネージャーとして活躍。その後、アウディAGのセールスマネージャーとしてベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、スペイン、トルコなどを担当。99年よりフォルクスワーゲングループのアウディ事業部でセールスプランニング&ディストリビューション担当マネージャー、フランス担当セールスマネージャー、アジア・パシフィック地域マネージングディレクターなどを歴任し、2007年4月アウディジャパン株式会社代表取締役社長に就任、現在に至る。