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代表取締役社長 富永 太郎

物流という側面から九州・福岡の発展を支える福岡倉庫

三代目としてのプレッシャーは?

私に限らず、代々経営者という家系に生まれ育った人は、幼い頃から必然的に将来を意識するものだと思います。その過程で反発して別の道に進む方も、もちろんいるでしょう。私の場合、会社を継承することが使命だと思っていましたから、ごく自然に受け入れることができましたが。ただ、周囲には「新入りなのに新入りじゃない」、異質な存在と感じる人もいたでしょうし、そう捉えられてもそれは仕方の無いこと。後はとにかく会社のために一生懸命働いて、自分のことを理解してもらうしかないと思います。

経営者的な感覚はどのようにして身に付けたのか?

この会社は昭和23年に、私の祖母が興しました。その後、伯父と私の父が後継者として受け継ぎましたが、次男である父は私が6歳の時に他界して、伯父も私が20歳の時に他界しました。ですから、父や祖母から直接経営者として薫陶を受けるという機会はありませんでした。日々の経験と、諸先輩から教えていただいた助言が全てです。ただ、子供の頃、祖母の家に遊びに行くと、「自分には何の力もないけど、いろんな人が集まって頑張ってくれている。私の会社は素晴らしいところなんだよ」という話を何度か聞かせてもらった記憶はありますが。

福岡は九州の中心。そしてアジアへの玄関口

福岡の魅力? そうですね、まず、九州の中心であるということ。福岡が頑張ることによって九州全体が頑張れる。以前は福岡、鹿児島、熊本など複数の拠点から物流をコントロールしていた時代もありましたが、今は情報技術の発達により、福岡から九州全体、お客様によっては中国地方を含めて物流をコントロールすることが我々の業界のスタンダードになっています。豊かな自然に囲まれた暮らしやすさがあるのはもちろん、ビジネスをやっていて、十二分に面白いと思えるだけの経済のキャパシティがあることも大きな魅力だと思います。

たとえば、ここにコンテナの扱い数のデータがありますが、その数が世界で一番多いのは香港。次がシンガポール、上海という順です。香港は2200万TEU(※)という規模。これに対し、昨年の博多港の扱い数は71万TEU。日本で一番大きな東京、横浜でも300万程度と、日本の港を全て合わせてもシンガポールにすら遠く及びません。先日福岡市長が釜山と姉妹都市提携のため釜山港を訪れた時、釜山の市長に「良き港のライバルとして頑張りましょう」というと「福岡はライバルじゃないよ」と一笑された……

STATUSdesign 05

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ISSUE / FIRST ANNIVERSARY

DATE:
2007/7/17
INTERVIEW:
玉塚元一、葛和信隆×OIL WORKS、富永太郎、春日徹×新開裕司×瓜生喜政